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パピヨンパロ2


現在ついったでポチポチ更新中の漫画パピヨンのパロディです。
暴力とかグロとか色々あれなんで大丈夫な方はどうぞー



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たま‏@uratxx8月27日
ーーー草の香り。そう、ここは森の中。悲しい事があると私は森に隠れて泣いた『皇子』『皇子様』もういい。もうそんな風に誰にも呼ばれたくない。私は皇子じゃない。皇子なんかじゃ…「そこで泣いているのはロイ皇子さまですか?」隠れた私を見つけ出すのはいつも彼だった #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月27日
一瞬彼かと思った。目を覚ましたロイの前に居たのは従者でなく行方不明だった男。混乱するロイにジャクリーンはここは機関室だと説明した「確か私はプラナリアの中に…」「ああ、もう少しで餌にな るとこだったよ」男は笑い、身に付けていた小さな機器をロイに渡した #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月27日
「ここのプラナリアな凶暴だが動きは鈍い。囲まれなければ逃げられるから絶対外さないで」「…ジャクリーンは?」「俺は平気」 腕につけられた探知機をまじまじと見たロイは、ふとジャクリーンに視軸を戻した「どうして私の居場所が分かったんだ?」男は笑って答える「カンです」 #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月27日
「子供の隠れる所は大体同じですから」森に隠れた自分を見付けるのはいつも彼だった。そして見付ける度に彼はそう口にした。言葉を失うロイにジャクリーンは笑顔を見せる。あの頃と同じ、誠実で真っ直ぐで穏やかな笑顔「…大きくなりましたね、皇子」涙が止まらなかった #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月28日
「相変わらず涙脆い人だ。だからブレダに襲われるんスよ」ロイは慌てて涙を拭う「お前性格変わったな」真っ赤になって睨み付けるとハボックは可笑しそうに笑った「そりゃ軍隊に入って揉まれましたから」「軍隊…」ロイは彼とハボックの相違点であった右腕に目を向けた #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月28日
「それは義手か?」「ええ、見事でしょう?」見事どころか。本物にしか見えない腕にロイは溜め息をつく「お陰で借金地獄ですよ」「…だから犯罪を犯してここに?」「まさか!」ハボックは吹き出した「ここにはわざと入ったんです」ロイの顔が強張る。まさか自分が入ると知って…? #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月28日
「人が消える事はご存知でしょう。その調査でブレダ達と潜入したんです」ロイは思わず俯いた。顔から火が出そうだった。何故自分の為だなんて思ったのだろう。ハボックはもう侍従ではないのに「じゃあ私よりブレダ達の方が長いんだっ」言って後悔した。これじゃただの拗ねた子供だ #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月28日
「前に約束しましたね、皇子。ずっと傍にいるって」勿論覚えている。だけど彼は去っていった。自分の国を守る為に「守れなくてすみません」お前のせいじゃない。腕を無くしたお前を解雇したのは父だ。だけど「そんなの忘れた!」そう言ってその場を離れる事しか出来なかった。 #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月28日
「戻ってください皇子、そっちは…!」無視して歩き続けたロイだったが直ぐにその足が止まった。機器の隙間から銃を持った看守が見えたからだ「気を付けて。あんたが生きてる事がバレたらいぶり出されます」ロイの手を引いたハボックは握り返してきた震えるそれにそっと口付けた #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月28日
「大丈夫、俺が守ります。どんな事をしても」ロイは驚き、男を見上げた「せめてここにいる間だけでもあの時の約束を守らせてください。どうか俺が傍に居てもいいという許可を、アメストリス王国ロイ皇太子殿下」ハボックはロイの手に再度キスをおとす。宥める為じゃない、忠誠キスを #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月29日
「ハボック!」ロイはハボックに抱きつき、喜びと安堵に咽び泣きながら彼の名前を呼ぶ。何度も何度も。ハボックもまたロイに使える喜びを噛み締め、応えるようにその小さな体を抱き締めた「大丈夫ですよ。俺がついてます」再び漏れた嗚咽は機械音にかき消された。 #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月30日
思い出した。あの日ハボックが宮廷を去る時に言った言葉『どうか強くなって下さい皇子。貴方は王となる方です。いつまでも人が傍にいなくてはならない子供ではない。貴方が人を守るのです』結局自分はあの日から何も変わっていない。ハボックはこんなにも変わったというのに。 #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月30日
「変だな…」通風口を移動中にハボックが呟いた「戦闘用ロボットの研究室に人がいない」ロイも同じ様に鉄格子ごしに部屋を覗く。確かに誰も居ない。居ない方が良さそうだがそういう訳でもないらしい。引き返そうと提案するハボックに従い、ロイは立ち上がろうと格子に手をあてた #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月30日
バリッ。格子が裂けロイは部屋に投げ出された「皇子!」通風口から飛び出したハボックはロイの手を引き自分の体で覆う。そのまま床に叩きつけられその場に踞った「ハボック!」動けずにいる二人に今度は巨大なロボットが襲いかかる。ロイを庇ったハボックが鉄のアームに捕まった #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月30日
「おや?生きていたのですか皇子」背後からハクロが来る。やはり罠だった「逃げろ!」ハボックの声は届かずロイはハクロに掴みかかる「ハボッ…ジャクリーンを離せ!」逆に拘束されたロイはハクロに顔を掴まれ強引にハボックへと向けられた「冥土の土産にいい物を見せてやろう」 #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月30日
「ハイテクメカの特別サービスだ」その声を合図に別のアームがハボックに掴みかかる「皇子…!」そしてハボックの体はロイの目の前で二つに裂かれた「ハボック!!」腕を解放されたロイは血の海をかき分け彼の体を抱き締める。冷たくなった彼は抱き返してはくれなかった#一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月30日
「何かかけておけ」「後で掃除しろよ」そんな非情な声があちこちで飛び交う。放心状態のロイの腕をハクロの部下が掴んだ「皇子、こちらへ」ハボック傍から動かないロイを男は無理矢理引き離す。ハクロはそれを見届けた後、シートをかけられた遺体にほくそ笑みドアを閉めた #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx8月30日
ロイは独居房に入れられた。何もする気がおきず、ただ冷たい床にだらりと座っていた『どうか強くなって下さい』生前の彼の言葉が頭を過る『あなたは人が傍にいなくてはならない子供ではない』違う。私に何が出来る。人の助けがないと何も出来ない、何も出来ないんだハボック #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx9月3日
ピッピッ…聞き慣れない音が手首から聞こえる。それはハボックがつけてくれた探知機から鳴っていた。ピッピッピッ…徐々に大きくなる警告音。顔を上げると入り口の方から黒い集団が音もたてず近付いていた。「プラナリア…!」ロイはあっという間に窓辺に追いやられた。#一日一ハボロイ

たま‏@uratxx9月3日
「よるなっ」ロイは脱いだ上着でプラナリアをはらい落とすが奴らは千切れた破片から次々と再生する。攻撃すればする程数が増えるだけだった。囲まれなければ逃げられる、彼はそう言っていた。だけどこのままでは…。その時部屋が急激に明るくなりそれと同時に奴らの動きが止まった #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx9月3日
明るくなった原因は太陽のフレアだった。そしてそのフレアはプラナリアの生態と少なからず関係があるらしい。何にせよ千載一遇のチャンスである事は間違いなかった。ロイはポケットから工具を取り出し口にくわえる。一か八か。窓枠に登ったロイはドアに向かって思い切り飛んだ #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx9月6日
プラナリアが動き出した。踏みつけたものが分裂し再生しロイの足を上り始める「くそっ」プラナリアを払いながら解錠を急ぐロイの手に微かな手応えがあった。直ぐ様ドアに体当たりし、開いた勢いで廊下に倒れこむ。出られた、そう安堵したのも束の間、警報が鳴り響いた #一日一ハボロイ

たま‏@uratxx9月6日
その場から離れようと立ち上がった瞬間、ロイの眉間に銃口が突き付けられた。看守の制服。見張りかそれとも独居房に殺人生物を放った者か。どちらにせよ窮地に変わりはない「困りますね皇子様、勝手に外に出られては」カチリと引金を引く音が聞こえ、ロイは静かに目を閉じた。 #一日一ハボロイ


パピヨンパロ3に続く











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